女優としても、一人の女性としても オードリー・ヘプバーンに憧れます
それまでオードリー・ヘプバーンという名前を知らなかった訳ではないんで すけど、ここ数年で女優としての作品をたくさん拝見して、憧れの人になり ました。入口は「ティファニーで朝食を」で。もちろん美しいというのが一 番にあるんですけど、同時に芯の強さ、目力がすごい。お酒に酔っていたり、 怒っていたり、"危なっかしい女性”みたいなところもすごく上品に演じてい て魅力的なんです。どうしてこんなに素敵に演じられるんだろうって思って、 映画も何度も見たし、著書も読んだりしたんですけど、しっかり自分自身を 持っていながら作品で演技をしている、という風に感じて。オードリー・ヘプ バーンという人自身がすごく魅力的だから作品もクオリティが高くなる。作 品によってメイクや髪形は変わっていていろんなオードリーがいるんですけ ど、彼女自身は全然飾らない人で、その中に強さと優しさを兼ね備えている ような、私が理想像としている女性像の、そのままの人なんです。女優として も、一人の女性としても、私もいつかそういう風になりたいと思える、憧れで あり、目標であり、そんな人です。
BREAKFAST TIFFANY'S
このコーナーでは本人が自ら購入したという、
映画「ティファニーで朝食を」の劇中、 オードリー・ヘプバーンが身に着けていた衣装の
レプリカで撮影。オードリーへの思い、 そして女優・堀未央奈としての気持ちも語ってくれました。
自分の中にある感情を、自分なりのやり方で 演技というお仕事の中で表現していきたい
昨年主演をさせて頂いた映画『ホットギミック ガールミーツボーイ」や、乃 木坂46の一員として出させてもらったドラマ、MVなどで演技をさせて頂く 時は、理屈で色々考えることより、その場で自分が感じたことを大切にし て表現させてもらうことを意識しています。「夜明けまで強がらなくてもい い」のMVで、私が泣きながらドーナツにかぶりつくシーンがあるんですけど、 あの撮影は猫ちゃんとドーナツとソファーがある部屋に連れてこられて監督 さんから"じゃあ、自由演技で”って言われて撮った映像なんです。その時は 秋元(康)先生の歌詞の世界観を自分なりにイメージしました。女の子って強 くありたいと強く思う一方で、弱さを隠し切れない部分もあると感じていて。 私自身、そういう弱さを人に見せたくないって思っちゃうタイプです。悲しい ことがあって泣いてしまうんだけど、ドーナツを食べるという動作を入れるこ とで泣いている感情を隠したい、みたいなそんな複雑な感情を表現してみ たんです。自分の中にもあるリアルな感情をお仕事の中で表現できた時は やっぱり達成感があるし、このお仕事をやっていて良かったなって思います。
